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今回2/17~3/7の約3週間と3/24~26の3日間に、2名のインターンシップの学生さんを受け入れました!
今回、学生さんからインターンシップに参加しての体験談や感想をもらいましたのでご紹介します!
下記ページには過去に参加して頂いた学生さんの声も記載しています!
Aさん 東京大学工学部物理工学科 学部4年生
私は、2025年2月17日から3月7日にかけて約3週間、杉本研究室で研究インターンシップに参加しました。その動機は、自分の研究分野以外についても研究内容やアプローチを知っていきたいという気持ちがあったことでした。去年の学部3年生の時に杉本研に見学訪問しお邪魔させていただいたときに、杉本先生から「若いうちに視野を広げること、分野の壁を取り除き融合していく研究をすることの重要性、その挑戦の面白さ」について話をしていただきました。卒業研究が本格的していく中で、杉本先生から聞いていた話を思い出し、他の分野では何が行われているか学びたいと改めて思いました。また、今の研究室でもレーザーを用いているため、表面科学分野におけるレーザーの使われ方の共通点や相違点を見つけながら、レーザーの応用可能性について考えていきたいと思ったため参加を決意しました。3週間の滞在では、二次非線形光学過程を用いた電気化学界面反応場の観測研究に新たに挑戦しました。
・分子研での活動内容や、感じたこと・学びになったこと
今回のインターンではフェムト秒パルスレーザーを使って、電気化学反応での炭素電極の界面における情報を得るという実験を行いました。非線形分光実験で必要であった、第二高調波発生(SHG)や自己収束といった概念は教科書で勉強したことがありましたが、それを実際に自分の目で確かめることで、これらの現象に対する理解がさらに深まりました。また、得られたデータを見てみると、その背後に何か物理的な意味があるのではないかと強く感じさせられ、好奇心を掻き立てられました。・分子研でのインターンを終えてよかったこと、新たな境地・今後の意気込み等
物理の知識や表面科学の実験に触れる経験を得られたのは言うまでもなく大きな収穫でしたが、志が高く熱量のある杉本研究室のメンバーと密に交流できたことで自分の研究に対する姿勢を今一度考える良い機会となりました。今後は、所属研究室での修士論文研究で更に技術を磨き、それをもとにどのような分野融合ができるか考えながら、オリジナルのアイデアを具体化できるような研究者として成長していきたいです。・今後インターンを検討する後輩たちに向けたメッセージ
インターンに参加することはメリットしかないと思うので、迷っているなら是非参加することをおすすめします!杉本グループは人当たりがいい方が多く、とても暖かく迎え入れてくださるので、まったく不安になることなく過ごせました。実験環境も非常によく整備されていて、同じ水準の環境で研究に打ち込めることはなかなか無いと思います。非常に手厚い指導をして頂けるので、実りの多い時間になるかと思います!Bさん 東京理科大学 先進工学研究科 物理工学専攻M2
総合研究大学院大学への進学を考えており今回短期インターンに参加させていただきました。
自分の現在の研究テーマと関連するテーマについて、3日間を通して実験 → 解析 → 考察の流れを実際に体験させていただきました。実験から得られるデータの量とその情報の豊かさに驚かされ、限られた時間の中でも多くの学びを得ることができました。研究紹介では、私の発表に対して鋭い質問を多くいただき、普段から議論が活発に行われていることを実感しました。研究に対する深い洞察力と探究心に触れ、自分もより論理的に考え、議論を深める力を身につけたいと感じました。
今回体験した実験装置のみでなく、杉本グループの他の実験装置や分子研の実験設備であるUVSOR、クリーンルームなども見学させていただき、非常に恵まれた研究環境であることを強く実感しました。
実験の合間には、研究室の皆さんから研究内容や研究に対する思いについてお話を伺うことができ、研究に対する姿勢や考え方を学ぶ貴重な機会となりました。優秀な方々と直接交流することで、自分自身の研究への取り組み方についても見つめ直すきっかけになったと感じています。