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2025/11/15~11/23の9日間、大学院生の吉澤君がウィーン工科大学へ国外ラボ留学へ行ってきました!

下記は吉澤君の国外ラボ留学記です!
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現在、私は非線形振動分光法を用いて、界面アモルファス材料系において異なる構造
情報やダイナミクスを識別する、新しい構造解析手法および高感度計測法の開発に取り
組んでいます。特に、全固体電池における高イオン電導性固体電解質の開発においても
、局所構造やその不均一性に結び付いた、界面アモルファス機能性材料のイオン電導特
性など物理・化学的特性を明らかにすることが重要であると考えています。今回の国外ラボ留学では、超高速レーザー開発・応用の世界的拠点であるウィーン工
科大学フォトニクス研究所(Prof. Baltuška 研究室)を訪問し、界面コヒーレントラマン
分光の高度化に有用な光技術を集中的に学ぶことを目的としました。研究室見学では、
超短パルスレーザー光の生成や波長変換光学系、および真空チャンバーと組み合わせた
光学実験系などを前に、非線形結晶やビームの配置、ビーム品質の評価、バーストモー
ド発振の原理と計測手法といった、論文だけでは分かりにくい実践的なノウハウを具体
的に学ぶことができました。また自身の研究内容についてセミナー形式で発表を行い
、Baltuška 先生をはじめ研究室メンバーの方々から、多くの質問をいただき物理化学的
な議論を深めました。さらに、バーストモード励起をコヒーレントラマン分光に導入す
ることで、信号強度と時間分解能の両立や特定モードの選択性向上が期待できることを
、具体的なパルス構成を交えて検討することができました。今回得られた光学技術や計測に関する知見は、界面アモルファス機能性材料の構造解
明に向けたモード選択性の向上や振動ダイナミクスの高時間分解計測に直結すると考え
ています。今後は、これらを踏まえて自身のコヒーレントラマン分光計測をさらに高度
化していく予定です。最後に、本訪問を温かく受け入れてくださった Baltuška 先生およ
び研究室の皆様に、心より感謝申し上げます。
================================================国内に限らず国外の研究室とも積極的に交流し、現地での議論や共同研究のきっかけを得られる機会がある点は当研究室の大きな魅力です。
今回の訪問も、装置や手法の理解を深めるだけでなく、多角的な視点から研究を捉え直す良い機会になったのではないでしょうか。
受け入れてくださったBaltuška先生、その研究室の皆様ありがとうございました。杉本研究室では、研究インターンを受け入れています。
当研究室では研究室内での実験・解析だけでなく、国内外の共同研究先との交流や、テーマによっては今回のような国外ラボ訪問・短期滞在を通じた意見交換の機会につながることもあります。
興味のある方は、下記のインターンシップ案内(またはお問い合わせ)よりご連絡ください。









