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オープン研究室office実現までの一記録
2021.06.15
  • 6月15・16日に、居室の引っ越しを行いました。
    同じ物質分子科学研究領域に所属する横山グループと共同で、研究棟3階東フロアに新officeを構えました。

    これまでの分子研の研究棟は、定員2名程度の小部屋が多く、研究者間のコミュニケーションが割と断絶されがちな空間設計でした。2018年の着任以来、この状態を打開してよりクリエイティブな研究環境を実現するべく研究棟の個々の部屋の壁をぶち壊す「オープン化」を構想し、関係者に働きかけてきました(分子研のCIMoSセンターのような洗練されたオープンオフィスのイメージ)。その構想が正式に採用され、研究棟の2階・3階のオープン化がこの1年で大きく進んできました。

    2020年秋からの研究棟3階の改修工事の間、一時退去場所としてお世話になった場所は、分子研では比較的古参の建物、南実験棟1階の一室でした。

    約8か月の避難所的居室(南実験棟S101)

    この部屋は、かつて実験室として使われていたため、配管が天井部に残っています。

    ✖ 北側向きで、窓から日が入らない → 全体的に暗く、冬には厳しい
    というマイナスポイントはあったものの、
    〇天井が高い
    〇メンバー全員と憩いのスペースが一室に収まる広さ(意図せずオープン化実現)
    〇実験室から近い
    という点で、概して快適な8か月を過ごすことができました(12月の誕生日会での林君からのパイ投げが懐かしい・・・)。

    2021年度6月からのオープンoffice(研究棟306)

    オープンofficeとは(図)

    建物の耐震の観点で無くても問題ない範囲で廊下の片壁と、隣り合う3部屋(303・304・305)の壁がぶち抜かれ、1つの大部屋(306)になりました。これにより、廊下も居室に組み込まれて広々とした開放的な空間が実現しました。

    工事終盤:コードが床上に散乱しないように、底上げ工事も依頼しました

    カーペットを実装中。
    日の差し具合と窓から見える景色が、旧居室とは全く違います。
    色が反射してドラマチックなことになっています。

    引っ越し前日(6/14):真っ新な居室

    IHコンロ付きのシンクとガラス張りのドア・壁が実装完了。
    各部屋に合わせて選んだカラーカーペットが映えます。
    一部残った壁やドアには、大きな窓ガラスが採用されています。

    荷解き完了!解放感が増した居室

    メンバーのみなさん、お疲れさまでした!
    今回の引っ越しの新鮮な想いを忘れず,この新天地でクリエイティブな研究活動を一層頑張っていきましょう!!